手太陰肺経のツボ:侠白(きょうはく)五十肩、肩腕の痛みと筋肉 2019-04-09T05:02:26Z

手太陰肺経のツボ:侠白(きょうはく)五十肩、肩腕の痛みと筋肉


侠白タイトル
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五十肩や肩腕の運動痛、神経痛など肩腕の痛み関わる肺経の侠白

過度の運動や物を抱えるなど長時間の腕への負担は肩や腕の筋肉を傷めます。
侠白は上腕の前面にある筋肉(上腕二頭筋)にあるため、腕の痛み、腕から肩の痛みの治療穴として使われます。

「由来」

「侠」は肺をはさむ「白」肺は白、このことから侠白とされています。
なにかわかりにくですが、臓腑に色が割り当てられていて、肝=青、心=赤...
このあたりは、東洋医学の考え方なのあまり深く捉えないようにしてください。

「取穴:ツボの探し方」

腋窩(脇)横紋から肘に向かって4寸、上腕二頭筋の外側縁で天府の下1寸

手太陰肺経の侠白の位置イラスト
ツボ:侠白

天府と侠白は近くにあります

天府のツボからすぐ下になりますから探すのは簡単だと思います。
天府のツボは侠白から探す方が分かりやすいのかもしれませんね。

「こんな症状にツボ:侠白」

肺経ですから胸痛、咳などの呼吸に関わる疾患と上腕の筋肉や神経に関わる痛みの治療に使われます。

上腕には上腕二頭筋、上腕三頭筋、上腕筋、烏口腕筋などの筋肉がありますが、ツボの位置から上腕前面の上腕二頭筋の痛みや上腕二頭筋が関係する肘関節、肩関節の痛みに使われます。
上腕二頭筋は肩関節の前から肩甲骨につながっていきますので、肩を動かすと痛む、動かしにくいなどの症状があるときは上腕の筋肉のチェックが必要となります。

五十肩、四十肩、スポーツで肩に痛みがある場合は、上腕の筋肉を押さえたり、つまんだりして硬くなっていないか、痛みが強く出ないかなどをチェックしてみてください、五十肩の場合は、前面の筋肉だけでなく後ろの筋肉に押さえたり、つまんだりすると痛みが出ることがあります。

肩関節は多くの筋肉に包まれていて、肩を包む筋肉は、腕から肩、胸から肩、背中から肩へと肩関節に集まってきます。
肩関節の障害で、痛みが肩関節周囲だけでなく広く多くの筋肉で問題を起こすのはこのためで、鍼・マッサージ治療もこれを踏まえて行っていくことになります。

おわり

天府から侠白は1寸ですからとても近い経穴になりますので、どちらを選ぶのかはなかなか難しいところですが、症状を踏まえて皮膚や筋肉の状態を触れて決めていくことになります。
※あくまでも個人的見解です。

上腕二頭筋は筋肉トレーニングではメジャーですし、前面にあって確認できて触れられるので探しやすいと思います。



※参考:針灸学(経穴編)、まんが経穴入門、図解経筋学基礎と臨床、鍼灸治療基礎学

このブログを書きながら聴いてる1曲をご紹介

アーティスト:James Morrison
曲名:You Give Me Something
Album:Undiscovered
Release:2006